Excelで画像のサイズを統一する方法|複数の画像を同じ大きさに揃える

こんにちは、Eristarです。

みなさんは職場でマニュアルを作成することがありますか?私はマニュアル作成をする機会が定期的にあります。

Excelでマニュアルや資料を作っていると、画像を使うことがありますよね。

 

例えば、パソコンの操作手順を説明するマニュアルなら、「選択箇所を表す」画像、「実行ボタン」をクリックする画像など、たくさんのスクリーンショットを貼り付けることがあります。

 

ここで困るのが、画像の大きさがバラバラになってしまうことです。

 

画像を貼り付けるたびに大きさを調整していると、

「この画像は少し大きいな」「こっちは小さすぎる」「もう少しだけ大きくしたい」と、一枚ずつ調整することになってしまいます。

 

しかも、マウスで画像の端をドラッグして大きさを合わせようとすると、微妙に違ってしまうこともあります。あるあるですよね!

 

そこで今回は、Excelの機能を使って、画像のサイズを同じ大きさに揃える方法を紹介します。

 

 

まずは画像をExcelに貼り付ける

 

今回は例として、Excelに3枚の画像を貼り付けてみます。

 

画像をExcelに貼り付ける方法はいくつかあります。

画像ファイルを開いてコピーして、Excelに貼り付けることができます。

画像をコピーしたら、Excel上で貼り付けたい場所を選び、「Ctrl」+「V」を押します。

これで画像がExcelに貼り付けられます。

 

今回は実際にExcelを開いた状態から画像を取り込んでみます。

挿入タブにある図の中の画像の▼をクリックしてこのデバイスをクリックします。

保存しているフォルダを開き、ファイルを選択して挿入をクリックします。

画像がExcelに挿入されました。

 

同じようにして、必要な画像を何枚か貼り付けてみましょう。

 

 

このとき、画像の大きさがバラバラでも大丈夫です。

 

これからサイズを揃えていきます。

 

 

画像を一つ選択する

 

まず、サイズを変更したい画像をクリックします。

画像をクリックすると、画像の周りに白い丸や四角が表示されます。

これが表示されれば、画像が選択されている状態です。

 

さらに、Excelの上のメニューに、「図の形式」という項目が表示されます。

※Excelのバージョンによって、表示される名称や位置が多少違う場合があります。

 

 

「高さ」と「幅」を確認する

「図の形式」を選択すると、右側のほうに画像のサイズを設定する項目があります。



ここに、「高さ」「幅」が表示されます。

 

例えば、

高さ:7cm

幅:10.56cm

のように、現在の画像の大きさが表示されています。

 

ここで数値を変更すると、画像の大きさを正確に変更できます。これは、マウスで画像の端をドラッグするよりも便利です。「だいたい同じ」ではなく、同じ数値にすることで、きれいにサイズを揃えられるからです。

 

 

複数の画像を同じサイズにする

ここからが今回のポイントです。

画像を一枚ずつ同じ大きさにすることもできますが、画像が10枚、20枚と増えてくると大変です。そこで、複数の画像を選択して、一度にサイズを変更してみましょう。

まず、サイズを揃えたい画像を複数選択します。キーボードの、Ctrlキーを押しながら画像をクリックしていきます。

すると、複数の画像を選択できます。

 

複数の画像を選択できたら、「図の形式」を確認します。

 

そして「サイズ」のところにある、高さまたは幅を変更します。

例えば、高さを「6cm」に設定します。

 

すると、下の図のように選択している画像の高さをまとめて変更できました。

3つとも高さが6cmになっています。

 

 

高さだけ揃えればいいの?

ここで、少し注意したいポイントがあります。

画像のサイズを揃えるとき、「高さと幅の両方を同じ数値にすればいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、これは画像によっては注意が必要です。

 

例えば、元の画像が、「横長の画像」と「縦長の画像」だった場合です。

それぞれの画像に同じ「高さ」と「幅」を設定すると、画像の縦横比が変わってしまう場合があります。すると、人物や文字などが、「なんだか横に伸びている」「少し縦長になっている」という状態になることがあります。せっかくサイズを揃えたのに、画像が変形してしまっては困ります。

 

 

画像を変形させたくない場合

画像の縦横比を保ったまま大きさを変更したい場合は、縦横比を固定する設定を確認しましょう。Excelでは、画像のサイズを変更するときに、縦横比を維持する設定があります。縦横比を維持しておけば、高さを変更したときに幅もそれに合わせて変更されます。そのため、画像が不自然に伸びたり縮んだりするのを防げます。

 

 

縦横比を固定する方法

サイズを変更したい画像をクリックします。

上のメニューから 「図の形式」 をクリックします。

右側にある「サイズ」のところから、右下の小さな矢印(ダイアログボックス起動ツール)をクリックします。

図の書式設定が表示されたら、「サイズとプロパティ」を選択します。

「サイズ」の項目にある 「縦横比を固定する」 にチェックを入れます。

これで設定完了です。その状態で「高さ」または「幅」のどちらかを変更すると、もう一方も自動的に調整されます。

例えば、元の画像が「幅10cm・高さ5cm」だった場合、縦横比を固定した状態で高さを「6cm」にすると、幅も画像の比率に合わせて自動的に変更されます。

「縦横比を固定する」にチェックを入れておくと、画像を縦や横に無理やり引き伸ばしてしまうのを防げます。

 

 

「高さを揃える」と「見た目を揃える」は違う

ここは少しややこしいところです。

例えば、次のような2枚の画像があるとします。

 

画像A(横長)

 

画像B(縦長)

 

この2枚を同じ高さにすると、画像の高さは揃います。

しかし、横幅は同じにはなりません。

これは画像そのものの縦横比が違うためです。

つまり、「画像の高さを揃えること」と「画像を同じ四角形にすること」は別の話です。

使う画像がすべて同じサイズのスクリーンショットなら、それほど問題ありません。

一方で、スマートフォンの写真や画面キャプチャなど、縦横比が違う画像を混ぜて使う場合は注意が必要です。

 

 

 

マニュアルなら「同じサイズ」にすると見やすい

例えばExcelでマニュアルを作る場合、画像のサイズを揃えるだけでも、かなり見た目が変わります。ページ全体がすっきりします。「結局、画像は何cmにすればいいの?」

と思うかもしれません。これは、決まった正解はありません。

「このサイズが正解」ではなく、「文字や操作箇所がきちんと読めるサイズ」にすることが大切です。

例えば、最初に、高さ5cmくらいに設定してみて、実際の見え方を確認する。小さければ少し大きくする。大きければ少し小さくする。このように調整すると、使いやすいサイズを見つけやすくなります。マウスで大きさを変えるより数値で指定することによって、数値を使って揃えるほうがきれいに仕上がります。また、画像をたくさん使うときは最初にサイズを決めるのが意外におすすめです。

例えば、

「このマニュアルでは、画像の高さを5cmにする」

と最初に決めます。

そのルールに合わせて画像を貼っていけば、後から調整する手間を減らせます。

 

 

まとめ

 

今回は、Excelに貼り付けた画像のサイズを統一する方法を紹介しました。

 

下記にポイントをまとめました。

 

ポイント
  • 画像をクリックして「図の形式」を表示する
  • 「高さ」「幅」の数値を確認する
  • 複数の画像を選択してサイズを揃える
  • 画像の縦横比が変わらないように設定する
  • マニュアルでは最初に画像サイズを決めておく

 

今回解説した内容はとてもシンプルで簡単ですが、これらを参考にすることでとても見やすい資料が作成できるようになります。Excelでマニュアルや資料を作る機会がある方は、ぜひ一度試してみてください。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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「ファイル」と「フォルダー」の違いって何?|30秒で読めるPC豆知識

こんにちは、Eristarです。

「30秒で読めるパソコン豆知識シリーズ」第37回です💻

前回から10回にわたって”違いって何?シリーズ”をお届けしていきます。

 

 

パソコンを使っていると、「ファイル」と「フォルダー」という言葉をよく耳にします。

 

でも、この2つはまったく違うものです。

 

ファイルは、写真や文書、音楽などのデータそのものです。

 

フォルダーは、そのファイルを整理するための入れ物です。

 

身近なもので例えると、

 

ファイルは「書類」。

 

フォルダーは、その書類を入れる「クリアファイル」や「引き出し」のようなものです。

 

■ポイント

ファイルを増やしても、フォルダーできちんと整理しておくと、後から探しやすくなります。

パソコンを上手に使うコツは、「フォルダーを活用すること」です。

 

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「1145201410」を「11億4500万」と表示したい!Excel関数で数字変換を自動化する方法

こんにちは、Eristarです。

突然ですが、私は最近まで実務で大きな数字を見やすくする作業に時間を取られていました。

Excelで金額や売上データを扱っていると、数字が大きくなればなるほど見づらくなることがあります。

 

例えば、

 

1145201410

 

と表示されていても、一瞬で「11億4520万1,410円」と読むのは難しいですよね。

例えカンマを入れても「1,145,201,410」それほど見やすさは変わりませんよね。

私も以前は、このような数字を見るたびに手作業で、

「これは11億だから……」

「残りはいくらだから……」

「○万に直すと……」

というように計算しながらExcelを手入力で変更していました。

少ない件数なら問題ありませんが、データが何十件、何百件と増えてくるとかなりの手間になります。

さらに危険なのが入力ミスです。

「1桁間違えてしまった」・「万の位置を間違えた」・「途中の数字を見落とした」ということもあり、確認作業にも時間がかかっていました。正直こんなミスをまたしてしまったと自分を責めることもありました。

 

そんな時に調べたのが、Excelの関数を使って自動的に「億」と「万」の表示を作る方法でした。この関数を使うことで、今まで手作業で行っていた変換作業が一瞬で終わり、ミスも大きく減りました。

 

 

Excelで「○億○万」と表示する関数

 

セルA1に数字が入っている場合、以下の数式を使います。

 

=IF(A1>=100000000,

INT(A1/100000000)&"億"&INT(MOD(A1,100000000)/1000000)*100&"万",

INT(A1/1000000)*100&"万")

 

この関数を入力すると、数字を日本でよく使う単位に変換できます。

 

例えば答えは下記の様になります。

元の数字     表示結果
3,700,000     300万
145,201,410 1億4500万
1,145,201,410  11億4500万

 

 

この関数は何をしているのか?

 

最初に見た時は、正直この式は少し難しく感じました。

しかし、分解して見るとやっていることは意外と単純です。

 

この関数は大きく分けると、

 

①1億以上かどうか判断する

②億の部分を取り出す

③残りの数字から万の部分を作る

 

という処理をしています。

 

① IF関数で「億」があるか判断する

まず、この部分です。

IF(A1>=100000000,〇〇,△△)

これは、

「数字が1億以上なら別の処理をする」

という意味です。

 

例えば、「1,145,201,410」の場合、

1億以上なので「億」を表示する処理へ進みます。

 

一方で、「3,700,000」の場合は1億未満なので、

「万」だけを表示する処理になります。

 

 

② INT関数で億の数字を取り出す

 

次の部分です。

INT(A1/100000000)

これは、数字を1億で割っています。

 

例として、

1,145,201,410 ÷ 100,000,000

 

を計算すると、

 

11.4520141

 

になります。

 

ここで使っているINT関数は、小数点以下を切り捨てる関数です。

 

そのため、

INT(11.4520141)は、「11」になります。

 

つまり、

 

11億の「11」の部分を作っています。

 

 

③ MOD関数で億を取り除いた残りを取得する

 

次に使っているのが、

 

MOD(A1,100000000)

 

です。

 

MOD関数は「割り算した余り」を求める関数です。

 

例えば、

 

1,145,201,410

 

から11億を取り除くと、45,201,410が残ります。

 

この残った部分を使って「万」の表示を作ります。

 

④ 100万単位に変換して「万」を作る

 

最後のポイントがこちらです。

 

INT(MOD(A1,100000000)/1000000)*100

 

先ほど取り出した、

 

45,201,410を100万で割ります。

 

すると、

 

45.20141になります。

 

INTで小数点以下を切り捨てると、

 

45です。

 

これは、「100万が45個ある」という意味になります。

 

100万が45個ということは、

 

45×100万なので、

 

4500万になります。

 

そのため最後に、×100

 

をしています。

 

 

なぜ100を掛ける必要があるのか?

 

ここが最初に少し迷った部分でした。

 

例えば、100万が3個ある場合、

 

3×100万=300万になります。

 

100万が45個なら、

 

45×100万=4500万です。

 

つまり、

 

100万の個数       表示

3                300万

45              4500万

98              9800万

 

となります。

 

そのため、最後に100を掛けて「万単位の数字」に変換しています。

 

 

実際に使ってみて感じたメリット

 

この関数を使う前は、数字を見るたびに手作業で変換していました。

特に複数のデータを処理するときは、数字を確認する・億と万に分ける・表示を書き換える・間違いがないか確認するという作業を繰り返していました。

しかし、この関数を使えば、元の数字を入力するだけで自動的に表示してくれます。

作業時間が短くなるだけではなく、「自分で計算して入力する」という工程がなくなるため、入力ミスの心配も減りました。

Excelは便利な機能がたくさんありますが、こういった小さな自動化でも毎日の作業効率は大きく変わります。

 

 

まとめ

 

今回紹介した関数は、「IF関数で億があるか判断」・「INT関数で数字を切り捨て」・「MOD関数で余りを取得」・「100万単位に変換」という処理を組み合わせています。

最初は長くて難しそうに見える数式ですが、1つずつ分けて考えると、それぞれの役割はシンプルです。私自身、この関数を知るまでは数字の変換作業に相当な時間を使っていましたが、今では入力するだけで自動変換できるようになりました。

同じように、大きな数字を扱う作業で困っている方にはぜひ試してほしい方法です。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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「ダウンロード」と「インストール」の違いって何?|30秒で読めるPC豆知識

こんにちは、Eristarです。

「30秒で読めるパソコン豆知識シリーズ」第36回です💻

今回から10回にわたって”違いって何?シリーズ”をお届けします。

 

「ダウンロードしてください。」

「インストールしてください。」

 

この2つの言葉、同じ意味だと思っていませんか?

 

実は、意味が少し違います。

ダウンロードとは、インターネット上にあるファイルを、自分のパソコンへ保存することです。

一方、インストールとは、ダウンロードしたソフトを使えるようにパソコンへ組み込む作業のことです。

 

例えば、新しいアプリを使う場合は、

① ダウンロードする

↓

② インストールする

 

という順番になります。

 

■ポイント

「ダウンロードしたのに使えない」という場合は、インストールがまだ終わっていないのかもしれません。この違いを知っているだけで、パソコンの説明がぐっと分かりやすくなりますよね!

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

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Excel MOD関数の使い方|余りの求め方や活用例を解説

こんにちは、Eristarです。

Excelには、計算やデータ整理を効率化するために多くの関数が用意されています。

前回・前々回の記事では、小数点以下を切り捨てるINT関数やTRUNC関数について解説しました。

 

 

 

今回紹介するMOD関数は、それらとは少し違った役割を持つ関数です。

 

MOD関数は、割り算をしたときに出る「余り」を求めるための関数です。

 

例えば。

  • 10個の商品を3人で均等に分けたときの余りを確認する
  • データが偶数か奇数かを判定する
  • 一定の間隔で処理を行う
  • 表の行ごとに色を交互に変更する

といった場面で活用できます。

 

一見すると「余りを求めるだけ」のシンプルな関数ですが、使い方を覚えるとExcelでのデータ処理の幅が大きく広がります。

この記事では、Excel初心者の方でも理解できるように、MOD関数の基本的な使い方から実務で役立つ活用例まで詳しく解説します。

 

では、始めていきます。

 

 

MOD関数とは

 

MOD関数とは割り算をしたときの余り(剰余)を返す関数

 

読み方は「MOD関数「モッド」または「モジュラス」関数」です。

 

 

MOD関数でできること

例えば、

 

10 ÷ 3

 

という計算をすると、

 

商(割った答え):3

余り:1

 

になります。

 

この「余り」の部分だけを取得できるのがMOD関数です。

 

Excelでは、

 

=MOD(10,3)

 

と入力すると、「1」という結果が表示されます。



つまり、MOD関数は「割り切れるかどうか」「何個余るか」を簡単に判断できる便利な関数です。

 

 

MOD関数の構文

 

MOD関数の基本的な計算式は以下の通りです。

 

計算式=MOD(数値,除数)

 

 

数値

 

割られる側の数字を指定します。

 

例:=MOD(10,3)

 

の場合、「10」が数値になります。

セルを指定することも可能です。

 

例:=MOD(A1,B1)

       =MOD(数値,除数)

A1セルの値をB1セルの値で割った余りを求めます。

 

除数

 

割る数字を指定します。

 

例:=MOD(10,3)

 

の場合、「3」が除数です。

 

除数には、「数値」「セル参照」「計算式」を指定できます。

 

 

MOD関数の基本的な使い方

① 数値の余りを求める

 

例えば、20を6で割った余りを求める場合、

 

=MOD(20,6)

 

と入力します。

 

計算結果は、「2」になります。

 

理由は、20 ÷ 6 = 3 余り2だからです。

 

 

② セルに入力された数値の余りを求める

 

実務では、直接数字を入力するよりもセルを参照して使用するケースが多くあります。

例えば、A2セルに「25」、B2セルに「4」が入力されている場合、

=MOD(A2,B2)

と入力します。

 

結果:「1」になります。

このように、データ一覧から自動的に余りを計算できます。

 

 

MOD関数で偶数・奇数を判定する方法

 

MOD関数の代表的な使い方のひとつが、数字が偶数か奇数かを判定する方法です。

 

偶数を判定する

 

偶数とは、2で割り切れる数字のことです。

 

例えば、2・4・6・8・・などがあります。

 

MOD関数では、

 

=MOD(A1,2)

 

と入力します。

 

結果が、「0」なら偶数です。

 

例えば、10 ÷ 2 = 5 余り0

なので、10は偶数と判断できます。

 

 

奇数を判定する

 

奇数の場合は、2で割ると必ず余りが1になります。

 

例えば、

 

=MOD(A2,2)

 

の結果が、「1」なら奇数です。

 

例:13÷ 2 = 6余り1

となるため、13は奇数です。

 

 

IF関数と組み合わせて偶数・奇数を表示する

 

MOD関数はIF関数と組み合わせることで、より実用的になります。

例えば、A2セルの数字が偶数なら「偶数」、奇数なら「奇数」と表示する場合は、

 

=IF(MOD(A2,2)=0,"偶数","奇数")

 

と入力します。

 

この数式の意味は、MOD(A2,2)が0なら偶数それ以外なら奇数という判断です。

 

例えば下の画像の様に調べる数字が多い場合には便利です。

 

 

MOD関数の実務での活用例

例① 順番に番号を振り分ける

 

MOD関数は、一定の周期で処理を繰り返したい場合にも利用できます。

 

例えば、商品を3グループに順番で分類したい場合です。

 

番号に対して、

 

=MOD(A2,3)

 

を使うと、

 

番号       結果

1            1

2            2

3            0

4            1

5            2

6            0

 

のように、1・2・0を繰り返します。

 

この特徴を利用すると、

 

  • 担当者の割り振り
  • データの分類
  • 順番管理

 

などに応用できます。

 

 

例② 表の行ごとに色を交互に変更する

先ほどの表を使用します。

 

表全体を選択し、条件付き書式を開きます。

スタイルの中にある「条件付き書式」をクリックして「新しいルール」をクリックします。

まずは偶数の行に色を付けます。

次の数式を設定し、任意の塗りつぶし色を指定します。

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、

次の数式を満たす場合に値を書式設定に

「=MOD(A1,2)=0」と入れます。

 


そして書式をクリックし、塗りつぶしで任意の色を選択しOKをクリックします。

 

奇数の行も同様の作業を行います。

「数式は=MOD(A1,2)=1」です。

 

するとこのように色が付きました。

 

 

MOD関数でよくあるエラーと対処法

 

MOD関数は使い方がシンプルな関数ですが、入力するデータや数式によってはエラーが発生することがあります。

ここでは、MOD関数を使用する際によくあるエラーと、その対処方法について解説します。

 

 

#DIV/0! エラーが表示される場合

 

MOD関数で最も注意したいエラーが「#DIV/0!」です。

 

例えば、以下のような数式を入力した場合です。

 

=MOD(10,0)

 

この場合、結果は「#DIV/0!」になります。

 

原因は、0で割ることができないためです。

通常の割り算でも、10 ÷ 0は計算できません。

MOD関数も割り算を利用して余りを求めているため、

除数(割る数)に0を指定するとエラーになります。

 

 

セル参照の場合は除数を確認する

 

実際の業務では、次のようにセルを参照してMOD関数を使うケースが多くあります。

 

=MOD(A2,B2)

この場合、B2セルに「0」が入力されているとエラーになります。

また、計算元のデータに空白や入力ミスがある場合も注意が必要です。

 

 

エラーを防ぐには、IF関数を使って事前に確認すると便利です。

 

例:=IF(B2=0,"",MOD(A2,B2))

この数式では、B2が0の場合は空白を表示し、0以外の場合だけMOD関数を計算します。

 

 

#VALUE! エラーが表示される場合

 

「#VALUE!」エラーは、計算対象に数値以外のデータが含まれている場合に発生します。

 

例えば、

=MOD("Excel",3)

のように、文字列を計算しようとするとエラーになります。

また、セルに数字が入力されているように見えても、実際には文字列として保存されている場合があります。

 

例:"100"

 

このようなデータは見た目では数字ですが、Excelでは文字として扱われるため計算できません。

 

対処方法としては、セルの表示形式を「標準」や「数値」に変更することや、データを入力し直す、VALUE関数で数値に変換するといった方法があります。

 

 

負の数を扱う場合の注意点

 

MOD関数を使用するとき、特に注意したいのが負の数(マイナスの数)を扱う場合です。正の数だけを計算する場合は直感的に理解しやすいですが、負の数が含まれると結果が分かりにくくなることがあります。

 

負の数でも余りを計算できる

 

例えば、以下の数式を考えてみます。

=MOD(-10,3)

結果は、「2」になります。

「-10を3で割るのだから、余りもマイナスになるのでは?」と思うかもしれません。

しかし、ExcelのMOD関数では、計算結果は除数(割る数)の符号に影響されます。

 

 

除数がマイナスの場合は結果も変わる

 

例えば、=MOD(10,-3)

の場合、結果は「-2」になります。

このように、負の数を扱う場合は、

割られる数(第1引数)

割る数(第2引数)

のどちらがマイナスなのかを確認する必要があります。

 

実務ではマイナス値に注意する

 

売上管理や在庫管理などのデータでは、以下のような理由でマイナスの数値が発生することがあります。商品返品・キャンセル処理・金額修正・在庫調整等・・・。

例えば、売上データの中にマイナス値が含まれている状態でMOD関数を使うと、想定とは違う結果になる可能性があります。

そのため、MOD関数を利用する前に、対象データにマイナス値が含まれていないか確認することが重要です。

 

 

まとめ

MOD関数は、割り算をしたときの「余り」を求めるための便利なExcel関数です。

基本的な使い方は、「=MOD(数値,除数)」というシンプルな形ですが、活用方法は多くあります。MOD関数は単純な計算だけでなく、Excelで規則性のあるデータを扱うときに特に力を発揮します。一方で、除数に0を指定したり数値以外を指定するとエラーになったり、負の数では結果に注意が必要といったポイントもあります。

これらの注意点を理解しながら日々のデータ整理や集計作業で活用してみましょう。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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Excel TRUNC関数の使い方

こんにちは、Eristarです。

 

前回はINT関数について解説しました。

eristar.hatenablog.jp

 

INT関数とよく似た関数にTRUNC関数があります。

今回は「TRUNC関数」について解説していきます。

 

では、始めていきます。

 

TRUNC関数とは

 

TRUNC関数とは指定した桁数で数値を切り捨てる関数

 

読み方は「TRUNC(トランク)関数」です。

TRUNC関数の基本的な書き方は以下の通りです。

 

計算式=TRUNC(数値,[桁数])

 

数値(必須)

切り捨てたい数値を指定します。

数値のほか、

  • セル参照
  • 数式
  • 関数の結果

も指定できます。

例=TRUNC(A1)

桁数(省略可能)

どこまで残すかを指定します。

指定値 結果
0 整数まで残す
1 小数第1位まで残す
2 小数第2位まで残す
-1 10の位まで残す
-2 100の位まで残す

桁数を省略すると「0」と同じ意味になります。

=TRUNC(A1)

↓

=TRUNC(A1,0)

 

試しに実際にやってみましょう。

A1セルには「2.5」と入力されています。

B1セルに=TRUNC(A1)と入力します。

すると「2」という結果が出ました。

 

使用例

ここで使用例を紹介します。

売上金額を整数で表示する

 

売上データ

商品 売上
A 1980.8
B 3560.5
C 499.9

数式を入れます。
=TRUNC(B2)

結果

商品 表示
A 1980
B 3560
C 499

 

 

請求書や集計資料などで、小数を表示したくない場合によく利用されます。

 

 

INT関数とTRUNC関数の違い

 

どちらも小数部分を削除できますが、マイナスの数値で結果が変わります。

 

例:

=INT(-5.8)

 

結果:

-6

 

 

一方でTRUNC関数の場合は、

 

例:

=TRUNC(-5.8)

 

結果:

-5

 

になります。

 

違いをまとめると以下の通りです。

 

関数 特徴  
INT関数 数値以下の最も近い整数にする
TRUNC関数 小数部分をそのまま削除する 

 

 

まとめ

TRUNC関数には次のようなメリットがあります。

  • 必要な桁数だけ残せる
  • 四捨五入しないため結果が一定
  • 負の桁数も指定できる
  • データ加工や集計で活躍する
  • 小数点以下だけを単純に削除したい場合に最適

特に、四捨五入を行いたくない業務では非常に役立つ関数です。また、負の桁数も指定できるところがポイントです。

INT関数と似ていますが、負の数では結果が異なるため、それぞれの特徴を理解して使い分けることが大切です。

 

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ウィンドウ切り替えを一瞬で行う効率化テクニック|30秒で読めるPC豆知識

こんにちは、Eristarです。

「30秒で読めるパソコン豆知識シリーズ」第35回です💻

 

早速ですが、仕事って複数のアプリを同時に開いて作業することが多くて、ウィンドウの切り替えに時間を取られることがありますよね。

 

例えば、

 

Wordで資料を作成しながら

ブラウザで情報を調べ

Excelでデータを整理する

 

といった作業は日常的です。

 

こうした場面で役立つのが「Alt + Tab」です。

 

このショートカットを使うと、開いているアプリを一覧表示しながら素早く切り替えることができます。

 

マウスでタスクバーをクリックする必要がないため、操作が非常にスムーズになります。

 

慣れてくると「思考を止めずに作業を切り替えられる」ようになるため、仕事全体のテンポが改善されます。

 

地味ですが、作業効率に与える影響はかなり大きい操作のひとつです。

 

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